不登校とならないための魅力ある学校づくり

心の居場所」「絆づくり」の場としての学校児童生徒が自己の存在惑を実感し、精神的な充実感を得られる「心の居場所」、児童生徒が社会性を身に付ける「絆づくりの場」として魅力ある学校を目指す。

学校と社会のつながりを強めた開かれた学校づくり
地域の団体・企業・NPO等と連携し児童生徒が社会との結びつきを強めるような様々な体験活動を実施したり、学校外の多様な人材の協力により児童生徒に多様な学習の機会を提供したりする。

発達段階に応じたきめ細かい配慮
中学校で不登校生徒が大幅に増加することから、小中連携を一層推進し、また、体験入学やオリエンテーション等により中学校入学時の不安を解消する。
 
学ぶ意欲を育む指導の充実
体験活動等を通して、児童生徒が自らの生き方や将来に対する夢や目的意識について考えるなどのきっかけを与える取組や指導を行う。
 
安心して通うことができる学校の実現
いじめや暴力行為を許きない学級づくりを行うとともに、問題行動へは毅然と対応する。教職員による体罰等の人権侵害は絶対に行ってはならない。

習熟度別の指導や基礎学力の定着に向けたきめ細かい教科指導の実施
学業不振が不登校のきっかけとなることもある。児童生徒の理解の状況や習熟の程度に応じた「分かる授業」の実施、補充指導の充実等を図る。

学級活動、児童会・生徒会活動、学校行事等の特別活動の充実
児童生徒が学校生活の基盤となる人間関係を形成し、また、学校における居場所づくりができるよう、特別活動の充実を図る。 

(文部科学省:平成15年3月)

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