通信制高校からの就職

リーマンショック以降の不景気の影響もあって、通信制高校に限らず高卒生全般の就職は、依然として厳しい状況にあります。通信制高校だけでみると、平成20年度の卒業生の進路に占める就職者の割合は約15%となっています。 

 卒業生の就職先では「製造業」(構成比24%)、「宿泊業・飲食業」(同13%)、「卸売・小売業」(同11%)、「サービス業・娯楽業」(同8%)と なっています。また、職種別でみると、「生産・製造・労務」(同32%)、「サービス」(同27%)、「販売」(同13%)などの順で多く、最近特にサー ビス職や販売職が増加しています 

就職者のうち約3割は、その就職先を公共職業安定所や学校から紹介され就職しています。採用する企業の側でも、従来は高卒生の「まじめで勤勉」な点を評価し採用していましたが、ここ数年は、「バイタリティ」や「熱意」など就職者の即戦力を期待する傾向が強いようです。

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